- 平成16年12月22日(水)
- 内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部 河川課
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- うちなーみじ
- 沖 縄 水 ニュース (第108号)
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- ○12月に入り沖縄県宮古島ではイワサキクサゼミの「ジー」という鳴き
- 声が確認されたり、季節はずれの台風29号が発生したりと最後の最
- 後まで異変続きの一年でありました。今年の世相を表す漢字が「災」
- に選定されたように、今年は数多くの自然災害が発生しましたが、
- 来年こそは安全・安心な一年で明るいニュースを数多く提供できる
- ことを祈念して、本年最後の水ニュースをお伝えします。
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- 昨日12月21日は暦上の「冬至」でしたが沖縄では冬至雑炊(トゥン
- ジージューシー)を作って(里芋、野菜などの入った雑炊)仏壇など
- にお供えをして健康を祈願する習慣があります。
- 今後も寒い日が続くと思いますので、皆様も風邪などひかないよう、
- よい年末年始をお迎えください。また来年も宜しくお願いいたしま
- す。
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- ○平成16年度「沖縄水ニュース」34報目を発信します。
- 皆様からの、本ニュースについてのご意見・ご要望等、また沖縄
- 県内の水にまつわるニュースや話題等の提供もお待ちしています。
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- 【見出し一覧】
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- 1.平成17年度予算原案内示について
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- 2.「第3回 羽地ダム水源地域ビジョン策定委員会」開催報告について
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- 3.「第1回 漢那ダム水源地域ビジョン策定委員会」の開催報告について
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- 4.川づくり勉強会の実施報告について
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- 5.河川観察会及びリュウキュウアユ産卵場造成について
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- 【話題】
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- ◆平成17年度予算原案内示について
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- ○平成16年12月20日に平成17年度予算原案が内示され、内閣府
- 沖縄関係予算のうち、公共投資では244,642百万円で、前年度比4.5%
- の減額となりました。
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- ○治水関係事業等(河川、ダム、砂防、地すべり、海岸)では、11,976
- 百万円で前年度比3.2%減の内示となっています。
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- ○直轄事業関係では、6,074百万円で前年度比0.4%減。そのうち、個別
- に箇所付けされる直轄ダム建設事業では、沖縄東部河川総合開発事業
- (億首ダム)に1,560百万円、沖縄北西部河川総合開発事業(大保ダム
- ・奥間ダム)に2,985百万円が内示されました。
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- (沖縄総合事務局 河川課)
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- ◆「第3回 羽地ダム水源地域ビジョン策定委員会」開催報告について
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- ○平成16年12月22日(水)に『第3回 羽地ダム水源地域ビジョン
- 策定委員会』(委員長:大城保沖縄国際大学教授)を名護市羽地地区
- センターで開催しました。
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- ○今回の委員会では、これまで議論された意見をもとにキーワードを抽出
- し、それから想起される言葉やヒントからビジョンテーマ、基本目標、
- ビジョンメニュー及び役割分担について、事務局より提案されました。
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- ○それに対し、各委員から「羽地大川周辺の自然を活用するメニュー」
- 「この地域でしかできないメニュー」「子供たちへ継承できる、誇りを
- 持たせるメニュー」など地域活性化に向けた多くの意見がだされ、継続
- 審議となりました。
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- ○なお次回の委員会(平成17年2月上旬予定)においては、今回の意見
- を踏まえ、継続審議となった項目や具体的行動計画の策定について議論
- する予定です。
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- (沖縄総合事務局 北部ダム事務所)
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- ◆「第1回 漢那ダム水源地域ビジョン策定委員会」の開催報告について
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- ○水源地域の自治体、住民等がダム管理者と共同し、ダムを活かした水源
- 地域の自立的、持続的な活性化を図るため、『第1回 漢那ダム水源地
- 域ビジョン策定委員会』が12月20日に「宜野座村役場」で開かれま
- した。
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- ○策定委員は、大城保沖縄国際大学教授を委員長に、学識経験者、住民、
- 沖縄県、宜野座村、沖縄総合事務局など24人で構成され、この日は、
- 宜野座村における現状と課題を抽出し、地域活性化の方向性について検
- 討を行いました。
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- ○委員からは、「漢那ダムの一周道路が活用できないか」「高速道路から
- 漢那ダムへのアクセスの検討が必要」「通年型のイベントが必要」「宜
- 野座村周辺施設とダム施設の連携を活かした検討が必要」などの意見が
- 出されました。
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- ○なお、県内では、平成14年度に「福地・新川ダム水源地域ビジョン」
- の策定、平成15年度に「安波・普久川・辺野喜ダム水源地域ビジョン
- 」が既に策定されており、漢那ダムにおいては本年度中の策定をめざし
- ています。
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- (沖縄総合事務局 北部ダム統合管理事務所)
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- ◆川づくり勉強会の実施報告について
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- ○県内の河川整備に当たり”よりよい川づくり”を推進することを目的と
- して、平成16年21日に沖縄県庁において国・県の行政担当者約30
- 人が参加し、多自然型川づくりに関する勉強会を開催しました。
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- ○勉強会では、高知県での空石積による多自然型川づくりに係る現場研修
- 内容の報告、愛知県矢作川や北海道の精進川についてのビデオ映像、去
- る10月15日に行われた福留脩文先生による伝統工法を取り入れた近
- 自然工法に係る講演内容の紹介等がありました。
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- ○勉強会では、「沖縄県内での石工の確保の問題」や自然の川石がほとん
- どない沖縄で石積技術が活用できるかなど、活発な意見交換等がなされ
- ました。
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- ○今後の予定としては、新年早々に関係市町村の行政担当者を対象に勉強
- 会を実施する予定です。
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- ○また、行政側だけではなく、コンサルタントや施工業者を対象にした勉
- 強会も検討したいと考えています。
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- (沖縄県 河川課)
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- ◆河川観察会及びリュウキュウアユ産卵場造成について
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- ○12月18日(土)、リュウキュウアユを蘇生させる会主催の奥川(お
- くがわ)、源河川(げんかがわ)両河川の観察会及びリュウキュウアユ
- の産卵場造成が行われました。参加者は、主催者、地元区長、行政関係
- 者、大学生など約30名でした。
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- ○沖縄本島最北の二級河川奥川では、床固工改良後の河床状況変化の確認
- や災害復旧工事箇所、砂防ダム上流などの課題を確認した他、産卵場予
- 定箇所において耕耘(こううん)や大きめの石を並べるなどリュウキュ
- ウアユの産卵環境を整えました。
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- ○また、名護市にある二級河川源河川でも同様に河川環境の課題確認及び
- 産卵場の造成を行いました。
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- ○リュウキュウアユの復元活動は平成3年から民・学・官協働で取り組ん
- でおり、本年は、源河川、奥川とも約2000尾づつの稚魚が放流され
- ましたが、産卵間近のこの時期まで、それぞれ約40尾、約170尾が
- 生存しており、例年以上に世代交代への期待がかかっています。
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- (やんばる河川・海岸自然再生協議会事務局)
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