• 平成21年6月17日(水)
  • 内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部 河川課・流域調整課
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  •    うちなーみじ
  •     沖 縄 水 ニュース (第323号)
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  • ○沖縄地方は、17日から18日にかけては、南からの暖かく湿
  • った空気の影響で曇りや雨の天気となり、所によっては雷を伴
  • うでしょう。
  •  本日の最高気温は、那覇で29.0℃程度です。
  • ○6月23日は沖縄県慰霊の日です
  • 今から64年前の1945(昭和20)年6月23日は、沖縄戦におい
  •  て日本軍の第32軍司令官、牛島満(うしじま・みつる)中将と
  •  同参謀長の長勇(ちょう・いさむ)中将が沖縄戦最後の激戦地
  •  である糸満の摩文仁で自決し、日本軍の組織的戦闘が終わった
  •  日とされています。
  •  沖縄県では、その6月23日を、恒久平和を希求するとともに
  •  戦没者の霊を慰めるため、1974(昭和49)年10月、県
  •  条例により沖縄独自の祭日「慰霊の日」として制定しました。
  •  ※なお、沖縄総合事務局は国機関のため、休日ではありません。
  •  〜沖縄から世界へ「命どう宝」(ぬちどうたから)を〜
  •  ↓慰霊の日の詳細は、以下、沖縄県公文書官公式HPより↓
  •  http://www.archives.pref.okinawa.jp/publication/2008/06/post-35.html
  • ○「みんなで防ごう土砂災害」6月は、土砂災害防止月間です。
  •  土砂災害に関する防災情報に注意しましょう。避難経路・避難
  •  場所・避難方法などを確認しておきましょう。
  •  http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/05/050529_.html
  • ○平成21年度「沖縄水ニュース」第9報を発信します。
  •  皆様からの、本ニュースについてのご意見・ご要望等、また沖
  •  縄県内の水にまつわるニュースや話題等の提供もお待ちして
  •  います。 
  • ※沖縄の方言で、沖縄は「ウチナー」、水は「ミジ」といいます。
  • 【見出し一覧】
  • ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
  • ◆国管理7ダムの貯水率17.9%上昇! 
  • ◆県内各地で土砂災害や浸水被害が発生                   
  • ◆座間味島、4ヶ月ぶりに給水制限解除
  • ◆地域づくりと一体となった川づくりを目指して!
  •  〜「川づくり研修会」を開催 〜
  • ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
  • 【お知らせ】
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  • 【6月11日からの大雨関連】
  • ◆国管理7ダムの貯水率17.9%上昇!
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  • ○国管理7ダム流域において、6月11日0時から17日9時まで
  •  の6日間で301mmの降水量(7ダム流域平均値)がありました。
  •  これにより、7ダムの貯水率が17.9%上昇(43.0%
  •  → 60.9%)しました。
  • ○依然、北部7ダム貯水率は平年値92.0%に対して約31%下
  •  回っていることから、引き続き県民に節水への協力を呼びかける
  •  とともに関係機関が連携を密にしながら節水対策に取り組んでい
  •  く必要があります。
  • ◆県内各地で土砂災害や浸水被害が発生
  •                  
  • ○沖縄本島では16日現在で土砂災害が7件発生し、恩納村では人
  •  家2戸が被災しましたが、いずれも小規模で、現在のところ人命
  •  にかかわる災害は発生しておりません。引き続き、気象情報や土
  •  砂災害警戒情報に注意してください。
  • ○河川においては水位情報周知河川8河川のうち、5河川(安里川、
  •  真嘉比川、安謝川(古島、石嶺)、比謝川)において氾濫危険水
  •  位を超え、安謝川古島地区においては河川氾濫により車1台が水
  •  没しましたが、他の4河川では被害はありませんでした。
  •  また名護市の汀間(ていま)川では護岸が30m崩壊して私道が
  •  陥没するという被害が発生しました。
  •  沖縄の小規模な河川では、降った雨が瞬時に河道を流下し、ほぼ、
  •  雨の強さと連動して水位が上昇するという特性があることから、
  •  雨が強く降るときには河川に近づかないようにしてください。
  • ◆座間味島、4ヶ月ぶりに夜間給水制限解除!
  • ○座間味島では6月16日に座間味島の夜間の給水制限が解除され
  •  ました。
  •  13日からの断続的な降雨で座間味ダムの貯水率が50%を超え
  •  たためで、2月10日以来約4カ月ぶりの解除となります。
  •  6月17日9:00現在の貯水率は54.6%です。
  •  (12日9:00時点35.5%)
  •  なお、今後も少雨傾向が続く場合には、制限給水へ移行すること
  •  が想定されるので、節水対策に取り組んでいく必要があります。
  •             (沖縄総合事務局 流域調整課、河川課)
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  •  
  • ◆地域づくりと一体となった川づくりを目指して!
  •  〜「川づくり研修会」を開催 〜
  • ○流域調整課では、去る6月12日に「川づくり研修会」を開催し、
  •  国・県職員等合わせて60名以上の出席がありました。
  • ○今回の「川づくり研修会」は、沖縄県内の河川事業行政に携わる
  •  技術者を対象に、基調講義及び川づくり事例発表を通して川づく
  •  りの現状と課題及び今後の展開を考える機会を提供し、これによ
  •  り沖縄県内の河川技術者の技術力向上に資することを目的とする
  •  ものです。
  • ○今回、基調講義は、国土交通省河川局河川環境課流域治水室森岡
  •  室長等に「河川事業に関する最近の動向について」と題して、近
  •  年の豪雨災害の発生状況、流域全体でのハード・ソフト対策、多
  •  自然川づくり等について講義して頂きました。質疑応答では、
  •  「局地的豪雨の発生の恐れがある気象状況では、急激な水位上昇
  •  により避難が遅れる可能性があるため、行政として空振りを恐れ
  •  ずに対応を早め早めに行う方がいい」ことや、多自然川づくりに
  •  ついては、「治水・利水と環境のバランスをどう考えたらよいか」
  •  との質問に対し、「全国一律の答えはない。地域によって答えは
  •  異なるので河道や地域の特性によって何を重視するかよく検討し、
  •  バランスの取れた川づくりを行って欲しい」等、多くのアドバイ
  •  スを頂きました。
  • ○また、事例発表では、直轄事業1題、補助事業2題の発表があり、
  •  魚類の生息条件を考慮した河道整備や、地域住民の意見を反映さ
  •  せ、公園事業と一体となった河川環境整備、瀬・淵や河畔林の保
  •  全を考慮した多自然川づくりについて発表して頂きました。比謝
  •  川水辺プラザのような河川環境整備は、地元と一体となった管理
  •  を進める等、継続的な地元の関わりが重要である等のアドバイス
  •  を頂きました。
  • ○流域調整課では、平成15年度から全国の川づくりの専門家を招
  •  いて毎年「川づくり研修会」を実施しており、今後も河川技術者
  •  の技術力向上を図り、地域づくりと一体となった川づくりに努め
  •  てまいります。
  •                 (沖縄総合事務局 流域調整課)
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