- 平成23年1月5日(水)
- 内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部 河川課・流域調整課
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- うちなーみじ
- 沖 縄 水 ニュース (第398号)
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- ○新年明けまして おめでとうございます。本年も沖縄水ニュースをよろしくお願いします。
- 今年、最初の沖縄水ニュースをお伝えします。
- ○5日0時現在の国管理7ダムの貯水率は94.2%で、同日の貯水率としては、ダム管理開始以降
- 3番目に高い貯水率となっています。(1位はS63年の98.4%、2位はH11年の94.5%)
- ○平成22年度「沖縄水ニュース」第37報を発信します。
- 皆様からの、本ニュースについてのご意見・ご要望等、また沖縄県内の水にまつわるニュースや
- 話題等の提供もお待ちしています。
- ※沖縄の方言で、沖縄は「ウチナー」、水は「ミジ」といいます。
- 【見出し一覧】
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- ○新年明けましておめでとうございます。
- 旧年中は北部ダム事務所の取り組みについて、ご理解・ご支援・ご指導いただき、誠にありがとう
- ございました。旧年同様本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- ○さて、昨年は、北部7ダム流域の年間降雨量が3,292mmにのぼり、過去15年間の平均値より
- 約750mm多い結果となりました。そのおかげで、沖縄本島の生活用水の約70%を供給する北
- 部7ダムの貯水率は、6月以降ほぼ満水状態が続くという大変水の豊かな年となりました。一方、
- 雨の日が多かったことから、工事現場管理の面からは、大変苦労の多い年でもありました。
- ○この多雨のおかげで平成21年4月より試験湛水を開始した大保ダムは、6月にサーチャージ水
- 位に貯水位が到達しました。引き続き、試験湛水を継続し、来年度からの供用開始の予定です。
- なお、2月には「大保ダム水源地域ビジョン〜プレオープンイベント」としてダム湖でのカヌーやダ
- ム湖周遊道路でのノルディックウォーキングなどの体験会が開催されました。また、10月には、
- 「第1回大保ダムまつり」が開催され、大変多くの方に来ていただきました。今後、大保ダムが地
- 域に愛されるダムとなることに大いに期待が高まりました。
- ○億首ダムでは、台形CSG形式を世界で始めてダム本体に採用しており、本年秋からの試験湛
- 水開始に向け、鋭意本体打設をはじめ関係工事を推進します。
- 「我(わ)したや真秘(しんぴ)の 子(に)の方星(ふぁぶし)ならな 黄金技(くがにわざ) 高め
- 世界(しけ)に知らせ」という先輩から引き継いでいる言葉を胸に、今後も新技術に積極的に取り
- 組んでまいりたいと思います。
- [意味:我が事務所は科学技術の目標となる北極星になろう 伝統の高い技術をさらに高めて世
- 界に知らしめよう]
- ○最後になりますが、本年が皆様にとりまして、幸多き年でありますよう心よりお祈り申しあげまし
- て、年頭の挨拶とさせていただきます。
- (沖縄総合事務局 北部ダム事務所長 吉田 大)
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- ○大宜味村で建設中の「大保ダム」は、北部ダム事務所が沖縄北西部河川総合開発事業として
- 昭和62年度より実施計画調査を開始、平成2年度には建設事業に着手し、用地補償関係、ダム
- 関連工事、ダム本体工事を経て、ダム本体は平成21年3月に概成し、平成21年4月より現在に
- 至るまで試験湛水を実施しており、平成23年4月からの供用開始を予定しております。
- ○さて、今回は、新たに大宜味村の拠点の1つとして、また、沖縄の水瓶の1つとして加わった完
- 成間近の「大保ダム」について、その概要をお伝えいたします。
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