道路が私たちの生活にとって、無くてはならないものであることは言うまでもありません。その道路を建設する際に自然植生の伐採や生息域の分断などにより、自然を消失させたり、そこにある多様な生物の種とそれらが作り出す生態系に影響を及ぼすことも事実です。
生き物たちの活動を妨げず、道路に進入しないよう(交通事故にあわないよう)にする新しい試みとして、平成19年からクイナフェンス、平成22年からクイナトンネルの設置を開始しています。
満月の夜、たくさんの卵を抱え山から海へと向かうオカガニたち。この小さな命を交通事故から守るカニのトンネルがあります。
リュウキュウヤマガメをはじめとする小動物の交通事故や道路脇の側溝への転落を防ぐため、いくつかの工夫がされています。