エコロードへの取り組み:やんばるロードネット_北部国道事務所
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ヤマガメロードキル対策

 

【リュウキュウヤマガメ】

 かつては中国南部やベトナムに分布するオナガヤマガメの亜種とされていましたが、1992年に独立種と認められ、国の天然記念物に指定されました。1980年代前半に比べて目撃頻度が顕著に低下しており、個体数は明らかに減少していると考えられています。

 おもな減少の原因は森林伐採と河川開発による生息域の縮小で、また林道開発による生息域の分断と、側溝への墜落死も大きな影響を与えています。さらに近年、沖縄本島では林道開設によって、天敵となるマングースや野生化したノイヌ・ノネコが生息地に容易に侵入し、リュウキュウヤマガメ生存にとって大きな脅威となっています。


 沖縄では、昔から「ヤマガーミー」と呼ばれ親しまれており、今から10年程前、国頭村奥には、「カメちゃんが通るSOS」、「カメさんにも家族がいます」といったヤマガーミーを守るための看板がたくさん立っていました。

 それは、当時全校生徒が14名の小さな学校、奥小学校の全校生徒で書いた看板で、とても優しさにあふれた看板だということで、新聞に取り上げられ絵本にまでなりました。

 北部国道事務所でも、そのこども達の優しさをお手本にリュウキュウヤマガメのロードキル対策を行っています。

 

リュウキュウヤマガメロードキル対策

 

エコパネル

 

リュウキュウヤマガメが道路に出ないように、高さ27cmの道路の外側に反った形のコンクリート製の壁を設置しています。

カニさんトンネル山側入り口
カメさん注意標識

カメさん注意標識

 

 エコパネルを設置しても、道路に出てしまうカメがいるかもしれないので、運転手に注意を促すためにカメ注意という標識を設置しています。

 

 

 

リュウキュウヤマガメ・その他小動物等への対策

 

 側溝についたスロープ

 

 道路ができたときに、動物にとって交通事故と同じくらい問題になることが、もうひとつありました。 それが道路に降った雨の水を道路にたまらないように流すための側溝です。道路の脇に深さ30cmぐらいで設置されているコンクリート製の溝で、ここにリュウキュウヤマガメなどの小動物や、ヤンバルクイナの雛などが落ちてしまうと、出られなくなって、しまいには死んでしまうという事故が起きたのです。

スロープ付き側溝
 そこで必要に応じて、この溝の横に切り込みを入れて、階段のようにカメが上れるように緩やかな坂をつけました。これで、カメが溝に間違って落ちても、この坂を使うことによって、山へ帰れるようになりました。

 

 

 

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