事業概要 - 道路の改築 - 金武バイパス :やんばるロードネット_北部国道事務所
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テーマ2

環境・観光

 

希少生物を輪禍から守る
沖縄本島北部のみに生息する貴重種であるヤンバルクイナの絶滅危機を防ぎます。

 

    現状と課題

 

     
ヤンバルクイナの交通事故が増加

 近年、国頭村などの地域で、ヤンバルクイナが道路を横断する際に車に轢かれてしまう事故が多発し、大きな問題となっています。特に、平成19年は、事故の件数が23件と20件を越え、非常事態宣言も発令されるほどの深刻な状態となりました。平成21年も20件と多発しており、深刻な状態が続いています。

ヤンバルクイナの交通事故件数(全道路)の推移

 

【ヤンバルクイナの交通事故件数(全道路)の推移】

ヤンバルクイナ非常事態宣言

【ヤンバルクイナ非常事態宣言】

 

    具体的な施策
     
クイナフェンスの設置実験 担当課:調査課、管理第二課

クイナフェンスの設置作業

【クイナフェンスの設置作業】

   

 ヤンバルクイナが頻繁に目撃される場所の道路沿いに防護柵(クイナフェンス)を設置し、ヤンバルクイナの道路侵入を防ぐ実験を行いました。

 また、道路の下に横断路を設け、ヤンバルクイナの自由な活動を妨げないよう配慮しています。

ヤンバルクイナと自動車が出会わない道路構造イメージ

 

【ヤンバルクイナと自動車が出会わない道路構造イメージ】

   

道路沿いに設置されたクイナフェンス

【道路沿いに設置されたクイナフェンス】

 

    対策効果

 

       
ヤンバルクイナの道路進入が減少

 クイナフェンスの設置後、設置箇所でのヤンバルクイナの道路侵入がなくなったことが確認されました。

 今後も道路下の横断路などに改良を加えつつ本格的な導入を進めていく予定です。

クイナフェンス設置前後の変化

【クイナフェンス設置前後の変化】

 

 

 

 

小動物の保護に取り組む
オカガニやヤマガメ等、やんばるに生息する小動物が道路で命を
落とさないよう、 自然に配慮した道づくりや保護活動を行います。

 

    現状と課題

ロードキルに遭ったカニの姿

【ロードキルに遭ったカニの姿】

 

     
産卵のシーズンにカニのロードキルが多発

 ヤンバル地域に生息するオカガニやイワガニなどのカニ類は、繁殖期である6月〜10月の満月の晩に海へ渡る習性があり、大宜味村や国頭村の海岸沿いの路上では、道路を横断しようとする車に轢かれるロードキルが多発していました。

 

    具体的な施策
     
エコロード整備事業 担当課:管理第二課
     道路整備による自然の生き物の餌場・水場や住みかの消失および生息域の分断を解消するため、あらかじめ自然への影響に配慮して設計された構造物『エコロード』の整備を進め、自然環境との共存を図ります。
カニさんトンネル(大宜味村謝名城)
【カニさんトンネル(大宜味村謝名城)】
 
【全面片側緩傾斜側溝】
 
 
エコロードの整備
エコロードの整備
 

 

 

 

 

 

休憩施設を充実させる
沖縄本島北部地域の観光地としての道路の満足度をあげるために、
ロードパークなどの休憩施設の拡充を図ります。

 

    現状と課題

休憩施設の位置

【休憩施設の位置】

 

     
休憩施設の位置や設備が不十分

 観光客(レンタカー利用者)による沖縄本島北部地域の観光地としての道路の満足度において、「休憩施設の位置や設備」が他の項目に比べ低い評価となっています。

観光地としての道路についての評価(H18)

 

【観光地としての道路についての評価(H18)】

 

    具体的な施策
     
道の駅 担当課:管理第二課
「とるぱ」の情報提供 担当課:調査課
   
 道の駅は、休憩施設や営業施設としての役割の他、観光・道路交通情報等の提供を行なっており、高速道路におけるサービスエリアと同様の役割を担っています。
 安全な駐車場と撮影スポットがセットになった場所、「とるぱ(撮る+パーキング)」についての情報をホームページなどで公開することで、新たな休憩場所と観光スポットの提供、迷惑駐車の防止を図っています。
   
管内の道の駅

 

「とるぱ」で撮影された写真の一例

       

 

 

 

 

沖縄らしい魅力ある景観づくりを行なう
沖縄の重要な観光資源である美しい自然風景を活かし、
地域の魅力を高める道づくりを推進します。

 

    現状と課題
 

 

       
観光客が求める道路景観  

 観光客(レンタカー利用者)に沖縄の道路景観や植栽に関するアンケートを実施したところ、観光客の大部分が沖縄らしさを演出できる沿道環境の整備を望んでいることがわかりました。

     
アンケート調査結果(H18)と道路景観写真
     
【アンケート調査結果(H18)】
【熱帯に情緒が漂う道路景観】

 

    具体的な施策
     
緑化保全と景観維持 担当課:管理第二課

恩納村合同美化作業の様子

【恩納村合同美化作業の様子】

   

 沿道に自然の景観が残されている区間(やんばるの山々など)において、沖縄らしい景観の保全に務めます。

 また、既存の道路植栽について、コスト削減も考慮した上で、除草作業などの管理を行なうとともに、主要な交差点など北部地域の玄関となる箇所において、地域住民と協力して、花木の植栽などの整備を進めていきます。

       
       
      美ら海とやんばるの風景海道パートナーシップ 担当課:調査課  
       道路を景観の一部や地域の資源の一つとして捉え、地域の魅力を高める道路のあり方を模索する「日本風景街道」の取組みが全国で行なわれています。沖縄でも、「沖縄風景街道」を設立し、沖縄の綺麗な海と琉球時代の歴史ロマンを満喫できる道路空間作りに向けて、地域住民やNPO等、民間の組織と行政が連携して行なうパートナーシップの活動を進めています。

パートナーシップ活動範囲

【パートナーシップ活動範囲】

パートナーシップ対象となる史跡の一例
       

 

 

 

 

 

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