やんばる国道物語
やんばる国道今むかし 王府時代の道 近代沖縄の道 琉球政府時代の道 復帰後の道 21世紀の道 やんばるの伝説を訪ねて やんばるの文化碑めぐり 道に関する方言名 探索ガイドなるほどマップ
(8/9)
石川バイパスの文化財保護
文化財を地上・地下に保存
(注1)伊波ヌール墓
墓は、がけ下のほらあなを利用した掘り込み式です。墓室内にはサンゴ石灰岩製蔵骨器11基と陶製蔵骨器4基の計15基が安置されています。ほとんどの蔵骨器に2体分の遺骨が納められていますが、遺骨の人物や年代を特定する銘書(ミガチ)は見あたりません。現在でも、ウマチーや清明祭の時に参拝の人たちが訪れるなど、地域的信仰の対象となっています。1994(平成6)年、貴重な文化財として市の指定を受けました。
伊波区発行の『伊波区誌』に、「産泉は古い時代から戦前まで住民の生活の中で密接な関わりを持ち、霊泉として崇められたカーであった」とあるように、古くから人々の信仰の対象として大切にされてきました。ウブガーは「産井」と書きますが、その字の通り、伊波村の人々は子供が生まれてから一生を終えるまで、ウブガーの水を、祭事の際に大切に使ってきました。