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やんばる国道物語

21世紀の道 (2001年〜 )


 (9/11)

人にやさしい道・道にやさしい人

ボランティア・サポート・プログラム

 

バリアフリー

   バリアフリー道路は、車両交通だけでなく、地域住民の日常生活にとってもかすことのできないものです。日本の人口の高齢化こうれいかが進んでいる現在、高齢者や身体障害者にとっても、安全で使いやすい道路の整備が求められています。そのようなニーズに対応して、2000(平成12)年には「交通バリアフリー法」(注1)が制定され、同法にもとづいた道づくりを進めています。さて、こうしたバリアフリーのための道路の改良には、むずかしい問題もあります。たとえば点字ブロックは、突起とっきのついたブロックであり、車椅子いすの通行には不都合です。
 歩道と車道の段差だんさはない方が車椅子の移動は楽ですが、段差がなければ視覚障害者には歩道と車道のさかいらなくなります。こうした互いに対立する問題を検討し、段差は2センチとすることが適当とされています。恩納村のムーンビーチホテル前の歩道は、段差や勾配こうばいを改良したバリアフリーの歩道になっています。
 

バリアフリー道路

  段差や勾配を改良したバリアフリー歩道
 
道路美化ボランティア
   道端に散乱する空き缶やゴミを見かけると毎日の生活で利用する道を、自分たちの手できれいにたもとうという気持ちも自然に生まれます。実際に、こうした気持ちを行動に移している人々がいます。やんばるの国道を管理している北部国道事務所管内では、道路美化ボランティアをしている個人・団体は60を超えています。
   
ボランティア・サポート・プログラム
   こういう行いを、道路を管理する立場や市町村もバックアップしようというこころみも始まっています。それが「ボランティア・サポート・プログラム」で、道路美化をする地域の団体や企業と国道事務所が、美化活動の内容、区間、時期や頻度ひんどを話し合い、協定として取り決め、活動に必要なに必要な用具などを国道事務所が支給したり、「この区間はこの団体が美化ボランティアをしています」ということを示すサインボードを、清掃などをする道路に立てたりします。
  市町村は収集したゴミの回収などでボランティア活動を支えるのです。このように、道を仲立ちにしたボランティア団体の清掃や植栽の活動は、道だけでなく、地域社会を豊かにしていると言えるでしょう。
 
  ボランティアによる清掃の様子
  ボランティアによる清掃の様子
 
  国道58号万座ビーチ付近のサインボードと植栽[ボーダインク]
   
   
 

用語解説

(注1)交通バリアフリー法

正式名称は、「高齢者・身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」。バリアフリーとは、「高齢者や体の不自由な人が安全に利用できること」です。車椅子が無理なく通行できるよう、歩道と車道の段差を約2センチにすることや、目の不自由な人(視覚障害者)を誘導するための黄色い点字ブロック、音で示す信号機などの設置があります。

   

やんばる国道物語(北部国道事務所)
   
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