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やんばる国道物語


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やんばる国道物語

21世紀の道 (2001年〜 )


 (10/11)

夢のハイテク道

情報化社会をささえる道

 

 
 

 私たちの身の回りでは、情報化社会に向けた動きが進んでいます。携帯けいたい電話が通話だけでなく、メール、画像、動画を伝えるようになったことも、車にっているカーナビゲーションシステム(カーナビ)もそのひとつです。どこにいても、瞬時しゅんじに、あらゆる情報を手元で把握はあくすることができるようになりました。
  王府時代より、首里から発せられた伝令でんれいは、道を通って地方に伝えられました。現在は当時よりも多くの情報を瞬時に伝えることができるようになりました。昔も今も、道路は情報を伝える役目を果たしているのです。道路においても、情報化社会の実現に向けたこころみが行われています。

   
電線共同溝
   道路は、人や車だけが利用しているものではありません。
 これまでは、電線や電話線は歩道などの電柱が利用されていましたが、電柱は交通の邪魔じゃまになったり、雑然ざつぜんとしたながめがこのましくないと言われるようになりました。そこで、このような電線類などをまとめて通すことのできるように、共同で使う大きな管(電線共同溝、または情報ボックス)を、道路の地下に埋める工事が進んでいます。
  この中には、これまでの電話線の2千倍以上の情報を送ることのできる光ファイバーも通すことができます。民間業者も情報ボックスなどを使うことができるので、安く早く光ファイバーを通すことも可能になっています。沖縄では、平成13年度までに国道58号、329号の全区間に情報ボックスが埋設まいせつされています。
  情報ボックスと電線共同溝
  情報BOXと電線共同溝
 
  電線の地中化により電柱がなく、美しく整備された道(名護市部瀬名)
   
ITS(高度道路交通システム)
   最先端の情報通信技術を用いて、人と道路と車とを情報でつないで、交通事故、渋滞じゅうたいなどの問題を解決しようとする道路交通システムを、高度道路交通システム(ITS=IntelligentTransport Systems)と言います。ITSはまだ発展途上なので、まだまだ具体的にイメージしづらい点もありますが、すでに私たちの暮らしに入っているものもあります。
 
 

沖縄自動車道入り口のETC専用ゲート[ボーダーインク]

    たとえば、最近のカーナビに組み込まれているVICS(ビックス)はその1つです。VICSは、渋滞情報を特別なFM電波で発信し、受信した車のカーナビに表示する仕組みで、このため事前に渋滞している場所が分かるので、ドライバーはその区間を避けることができます。そのため、渋滞も最小限ですむのです。
  また、道路上の電光掲示板で、通行止めや渋滞情報など各種の道路交通情報を掲示けいじする道路情報板でも、ドライバーに情報を提供しています。このほか沖縄では、高速道路の料金支払いを自動化したETC(自動料金収受システム)、対向車接近表示システム、道路交通情報を知らせる沖縄インフォステーションなどの整備がすでに進んでいます。
 
  対向車接近表示システム
    今後は、車の自動運転などの実現が期待されています。このように、ITSとは、情報を利用して、道路をより便利に利用していくために必要なシステムや技術です。その情報を運ぶために、情報ボックスなどの光ファイバーも使われています。
  これからの道路は、道路自体を高度に利用するための情報を運ぶことも重要な機能なのです。みなさんも、道の駅などに設置されている沖縄インフォステーションなどを利用して、人と道路と車を、情報で便利につなぐ仕組みを確かめてみてください。
 
  ITSの取り組み
   

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