壷川東公園 内閣府 沖縄総合事務局 開発建設部
開発建設部

壷川東公園

受賞年度:平成6年度  所在地:那覇市

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創意・工夫点について

壷川地区は、地名のとおり大変水の多い地区で多くの樋川(ひーじゃー、湧水)や井戸があり、都心に隣接した居住地区である。 同公園は、改良住宅の中心に位置し、周辺地域との一体的整備により連続的な水辺空間が構成できるよう、個性と魅力のある空間を創出した公園である。井戸水を利用したせせらぎや池・樋川を遊歩道に導き、熱帯花木を配した。見る人にやすらぎを与えるせせらぎの静かな流れと対照的に、小滝と樋川は水の動きと勢いを強調しており、修景効果と遊びとしての機能を併せ持った水施設である。また、壷川東公園が大正3年に敷設され昭和20年ごろまで走っていた軽便鉄道の当時の那覇駅と壷川駅の間に位置していることから、レールを設置し機関車を据え、かって県民の足として走り続けた勇姿を再現し、沖縄の軽便鉄道の歩みを記した説明板を設置した。子供達が変化に富んだ水の表情を体験しながら自由に水遊びができるよう、そして自然の恵みとふれ合う中で水の有り難さを学び、水に関わる新しい発見と創造力をはぐくむことができるよう、整備に工夫と配慮がなされている。

維持管理について

施設の整備は行政、日常の管理は地域住民という役割分担によるまちづくりをすすめている。同公園は改良住宅に囲まれ、地域の人たちがよく見えるように視覚的にも解放され、公園の中に何があるか、子供達は何をしているか、地域住民で見守り管理ができる。また『地域にある公園は自分達の手できれいにし、緑化し、管理していこう。』と自治会・老人クラブ・婦人会・子供会・緑を愛する住民によってつくられた「壷川公園愛護会」が自主的な清掃活動や除草、花づくりなど積極的に行われており、地域住民と行政が一体となった維持・管理をしている。

活動状況について

地域の自治会の新たな活動を見いだす場として、開園前には「愛護会」がつくられ、地域をあげての盛大な開園式も行った。地域住民や関係者の参加により公園とは何か、特に特色のある公園とは何かが理解され、同時に公園建設は行政だけでなく、地域住民のものという意識が生まれている。

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詳細データ

受賞年度:第9回(平成6年度)
年度別テーマ:人々が集い憩う水辺づくり
社会資本:壷川東公園
受賞者:那覇市
所在地:那覇市壷川294-4
連絡先:都市計画課 098-861-6904

那覇市の基礎データ

人口:312,308人
面積:39.24km2
市花:ブーゲンビレア

資料:平成17年度国勢調査/平成17年度国土交通省資料
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