1853年5月26日、日本開国の目的で琉球に立ち寄り、那覇港から上陸したペリー艦隊の一行は6月6日、首里城を訪問しました。
その後、那覇港を拠点として、小笠原諸島、浦賀、函館などを訪問し、琉米和親条約や神奈川条約を結びました。
このペリー提督の黒船来航が江戸時代の終わりをつげる、明治維新のきっかけになったのです。
下の絵は、首里城で歓迎を受けた一行が、首里坂をくだり泊に向かっている様子が描かれています。ペリー堤督が中央の駕籠に乗り、軍楽隊を先頭に215名の水兵の行列に、当時の琉球の人々がどれほど驚いたか想像にかたくありません。
絵左下の琉球の人々は、ペリー提督「日本遠征記」の本のさし絵に出てくる人々で、遠くに描かれているのが首里城です。
|
 |