行
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用語
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用語説明
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アプローチ航路
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外海から泊地にむかう部分の航路です。
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アンカー
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海の上にうかんでいる船を固定するのに使うイカリです。
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アンローダ
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クレーンのひとつで、岸壁で船から鉱石や石炭などのバラバラの荷物を陸に揚げる機械です。
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ウォーターフロント
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日本語で言えば水際のことです。殺風景な港から、人々が集まり、親しめる港にするために、緑地やレクリエーション施設を整備し、散歩・デートコースや観光コースになる港が多く増えています。
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浮き桟橋
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浮くしくみになっている箱型の橋で、潮の満ち引きの差が大きいところにつくられます。ポンツーン(pontoon)ともいいます。
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埋立
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海底を掘った土砂や、山から採った土砂などで海を埋めて陸にすることです。
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裏込雑石
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埋め立てに使った土砂が流れ出さないようにするための石です。周りの海に濁った水を出さないようにする効果もあります。
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エプロン
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岸壁の海側のはしから建物の上までの、岸壁の表面のことです。
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追い波
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船を追いかける方向から進んでくる波のことです。
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沖合人工島
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自然環境にやさしい空間をつくるために、陸から離れた海上につくった埋め立て地のことです。
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か
行
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岸壁
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船が停泊するための施設。ケーソンを沈めた重力式や、橋のような桟橋式があります。
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ガントリークレーン
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橋桁の両端に2本の車輪をつけ、地上のレール上を走るしくみのクレーンです。
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基礎捨石(きそすていし)
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ケーソンなどを海に置く時などに下に敷く石のことです。
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きっ水
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船体の水面下に沈んでいる深さです。
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くずれ波
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波のてっぺんが白く泡立ち始め、それがだんだん波の前面に広がっていく波のことです。
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くだけ波
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岸や岩礁の上でくだけている波のことです。
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車止め
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駐車場などにあるものと同じく、ふ頭内の自動車が誤って海面に落下しないためのものです。
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ケーソン |
主に鉄筋コンクリートでつくった箱状または円筒状のかたまり。防波堤や岸壁を作るための必需品です。 |
航路
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船が安全に通れるように整備された海の道のことで、右側通行、追い越し禁止など、船は港則法とルールに従って航行しています。
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港湾管理者
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法律(港湾法)にあわせて港をつくり、管理する責任者です。那覇港の港湾管理者は那覇港管理組合です。
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港湾区域
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港湾の利用や管理に必要な水面をさします。船が通行するための航路や、停泊するための泊地、荷物の積みおろしのため岸壁に船を着ける水面などがあります。
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国際海上コンテナターミナル
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岸壁水深−12m以上、奥行き300m以上で、効率的にはたらく機械があるコンテナターミナルのことです。ちなみにオーバーパナマックスが停泊するためには水深−15m以上必要です。
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国際ハブ港湾・ハブポート
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海上輸送の中心となる港のことで、ここに各地域の港湾に出入りする貨物を集め、超大型コンテナ船で一度に大量輸送を行います。そのため大水深コンテナターミナルを必要とするのです。
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コンテナ(container)
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もとは「容器」という意味で、貨物を効率よく運ぶための箱です。主にアルミ製で、サイズは長さを表し、10(約3メートル)・20(約6メートル)・40(約12メートル)フィートが多いです。最近は40フィートが多くなっています。
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コンテナターミナル
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コンテナを運ぶときに、海運と陸運とのつなぎめにあたるふ頭のことを指します。コンテナを受け取ったり、預かったりするところでこれに必要な機械や、それを管理している施設を持った地域をいいます。
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コンテナヤード
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コンテナを船から積みおろししたり、トラックに積み込んだり保管したりするところです。屋根のない倉庫のようなものです。
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さ
行
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さん橋
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陸から突き出した船をつなぐためのものです。
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シーバース
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主にタンカーのためにある、海上での船の駐車場のことです。
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地盤改良
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丈夫な岸壁や護岸をつくるため、硬い地盤にすることです。
【サンドドレーン工法】軟らかい地盤に砂の杭を打ち込み、水分を吸い出して硬くします。
【床掘置換工法】軟らかい地盤を、良質な他の材料に置きかえて強くします。
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浚渫
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船が安全に通ったり、泊まったりできるように海底の土砂を掘って深くすることです。
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消波ブロック
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防波堤や岸壁を大きな波から守るため、波を砕いて波の力を抑えるコンクリートブロックのことです。テトラポッドなどがあります。
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人工ビーチ
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養浜を行って人工的につくった砂浜のことです。「波の上ビーチ」がそうです。
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信号灯
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船にさまざまな信号を送る設備のことです。船はこの信号を見ながら港に出入りしています。
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耐震強化岸壁
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地震のとき、岸壁が壊れて船が港に入れないようなことにならないために、阪神・淡路大震災クラスの地震にも耐えられるように計画された岸壁を各地域で整備しています。
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大陸棚
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大陸または島の周りの深さ200メートルまでの傾斜の緩やかな海底部分です。
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高潮
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台風などで潮位が上がることです。
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タグボート(引船)
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小回りのできない大型船などをおしたり、引いたりして向きを変えたりロープで引っ張ったりする小型船のことです。
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潮差
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一番潮が高い時と、一番潮が低いときとの海面の差です。
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沈埋函
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トンネルなどをつくるときに、海底に沈める鉄板とコンクリ−トでつくった大きな箱のことです。
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沈埋トンネル工法
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陸上で作った箱を、海底でいくつもつないでトンネルをつくる方法のことです。
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灯台
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港の入り口などにつくられる航路標識の一つです。灯火(とうか)の標識を出して船に位置を知らせたり航路を指示したりしています。
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ドライドック
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ドックとは、大きな船をつくったり、修理したり、コンクリートケーソンをつくるときなどに使われる設備です。ドライドックは、陸に船などが入れるスペースを掘り、水門で海を仕切って、海水が入らないようにしたドックのことです。
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トランスファークレーン
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コンテナヤードでコンテナをつみ重ねて、積みおろしをする橋型のクレーンのことです。
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トン数
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【純トン数】船の大きさを表す単位です。総トン数から機関室など、船が航行するために必要な部分をのぞいた重さです。
【総トン数】船の大きさを表す単位です。船の内部の容積を表しまます。
【重量トン数】船が積める貨物の重量トン数のことです。
【排水トン数】船の排水容積に海水の比重を乗じたトン数のことです。つまり、お風呂で水があふれるように船があふれさせる水のトン数のことです。
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は
行
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バース(birth)
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船を泊める所です。
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泊地
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船が安全に泊まることができる場所のことです。泊地には十分な深さと、広さそして、波がないことが大切です。
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パナマ運河
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大西洋と太平洋を結ぶ運河です。
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パナマックス
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パナマ運河を航行できる最も大型の船のことです。5万トンから8万トン級の船がそれにあります。panamaとmaximumsをあわせた言葉です。近年はさらに大型のオーバーパナマックスもあります。
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バルク貨物
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穀物・石炭などのように包装せずに積み込まれる貨物のことです。バラ積み貨物のことです。
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ビット
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船を岸壁にとめる時にロープを巻きつける、フックのことです。
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被覆石
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波から護岸の基礎捨石を守るために、護岸前面に載せる大きな石のことです。石の隙間が生物の住みかになるので、海の生物環境にもよいのです。
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浮標
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海の標識、ブイのことです。暗礁の場所や航路、いかりを降ろす場所などを知らせる航路標識用と、船をつなぎとめる係船用があります。
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プレジャーボート
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ヨットやモーターボートなどスポーツ・レクリエーションで使う船のことです。
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防潮堤
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海水が陸へ侵入するのを防ぐための堤防や護岸のことです。
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防波堤
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港の外からの波を弱くして港をまもるための堤のことです。形によって傾斜堤、直立堤、混成堤、その他に分類されます。
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ま
行
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巻き波
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波のさきが前方へ投げ出され、巻き込むように砕ける波のことです。
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マリーナ
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ヨットやモーターボートなどのプレジャーボートの係船、保管などのサービスをする港のことです。
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水先案内
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船が港や航路を航行する時、船長に代わり、船を安全に誘導することです。水先案内をする人を水先人(パイロット)といいます。船の運転が難しいところなどでも大活躍します。
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や
行
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養浜
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海岸に砂を築いて、突堤をつくり、砂をためて海岸をつくることです。
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ら
行
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ライナー
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決まった航路に定期的に航行する船のことです。定期船といいます。
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離島港湾
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離島の港のことです。
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乱積み
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捨て石やブロックなどを、投げ込みのまま積み上げることです。順序よく積むことは「正積み」といいます。
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