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沖縄の水がめ
沖縄は中南部の平野部に人口や産業が集まっています。平野部では雨水をためることがむずかしいため、必要とされる多くの水を中南部だけでまかなうには限界があります。そのため、山の多い北部にダムをつくって、はるばる中南部まで導水管によって水を送っているのです。
導水管を通って浄水場へ運ばれた水は、きれいにされた後、各家庭や病院、工場、事業所などへ届けられています。
沖縄の雨の特徴
沖縄の年間降雨量は、約 2,000mm で、全国平均約 1,700mm をはるかに上回りますが、年間を通して平均的にもたらされるのではなく、 5〜6 月の梅雨期及び 8〜9 月の台風期に年平均降雨量の 45 %をもたらしており、沖縄本島における降雨は年間を通し変動が大きく、年により降雨量が異なるという特色をもっています。
また、沖縄は本土に比べ年間降雨量は多いのですが、人口密度が高いため 1 人当たりの降雨量は、本土の半分以下となっています。さらに人口も年々、増加しており、1人当たりの降水量はますます少なくなっています。
【1年間の雨量と一人当たりの雨量】 |
【1年間の雨の降り方】 |
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【人口の推移】 |
【人口密度】 |
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図のように、人口密度が北部と南部では大きく異なります。この人口密度のかたよりが、沖縄の水事情をよりいっそう難しいものにしています。
沖縄と水の歴史
沖縄の人々は古来から水に苦しんできました。先人たちは大きな努力をはらって、水をどのようにして確保するかという問題にとりくみ、さまざまな工夫と技術がうみだされると同時に、水に対する深い尊敬と信仰を沖縄に根づかせることにもなりました。
自然の雨水をためておく「天水かめ」をはじめ、地下水やわき水を利用する井泉(せいせん)である「ガー(川)」や「ヒージャー(樋川)」は、水道が発達した今もなお、古来からかわらぬ信仰の対象として沖縄各地にその姿を見ることができます。


沖縄の川と、本土の川のちがい
土の中にしみこんだ雨水は、やがて河川から海へと流れ出ていきます。沖縄の河川は本土の河川とくらべて長さ(流路延長)がみじかく、水の流れ(川床勾配)も急であるという特徴持っています。ですので、雨水として降りそそいだ水が海へと流れ出てしまう時間は、本土の河川と比較して早くなります。

また、川全体の面積(流域面積)が小さいため、ふつうのときに流れる水の量はとても少なくなり、さらにこれらの河川の特徴と降雨の季節変動があいまって、沖縄の川を流れる水の量(河川の流況)はとても不安定になります。
| 水系 | 1水系数 | 2総流域面積 (km2) |
3総河川延長 (km) |
2/1 (km2) |
3/1 (km) |
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| 沖縄の 二級河川 | 51 | 902.2 | 355.7 | 17.7 | 7.0 | |
| 全国 | 一級河川 | 109 | 240,042 | 87,551.2 | 2,202.2 | 803.2 |
| 二級河川 | 2,713 | 109,434 | 35,917.4 | 40.3 | 13.2 | |
増えつづける水需要
平成 2 年の都市用水の需要量が、昭和 47 年の本土復帰当時の約 2 倍に増加しているように 、沖縄における水の需要量は、人口の増加、生活水準の向上、産業活動およびリゾート開発などにより増え続けており、今後も続くと予想されます。
【給水量(上水道+簡易水道)の推移】 |
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【観光客の推移】 |
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