平良港湾事務所

21世紀の「人と建設技術」賞(平成12年6月受賞)

事業名

重要港湾平良港港湾整備事業平良港(トゥリバー地区)防波堤(北)上部工事

景観を考慮し、隣接するマリーナゾーンと一体となった親水空間を創造し、観光客や地域住民が気軽に利用できる憩いの場とするために防波堤の上部工の高質化を図った事業

湾内側先端より

港内側先端より堤頭部を望む

防波堤全景

防波堤(北)全景 堤幹部より

受賞機関

沖縄総合事務局平良港湾事務所

事業実施期間

平成8年8月21日~平成10年3月25日

事業費

546百万円

技術等の特徴と評価

当工事は、マリーナの静穏度確保のために建設する防波堤(北)を親水性空間として創造し、観光客や地域住民が気軽に利用できる憩いの場とするため、防波堤上部工に工夫を凝らし景観的にも優れた設計を行い実施したものである。

当海域は、沖縄特有の珊瑚礁に囲まれたエメラルドグリーンの自然環境にあり、建設する防波堤についても親水性を確保した。特徴としては南国特有のスコールシェルターの設置、ボードウォーク、レンガ舗装などであり、景観を考慮し、また、バリアフリーの親水空間を創造したことは評価される。

事業の概要と効果

珊瑚礁に囲まれたエメラルドグリーンの海等の優れた自然環境を活かした海洋性レクリエーション施設の整備を図る平良港コースタルリゾート計画のマリーナゾーンにおいて、マリーナの静穏度確保のために建設する防波堤(北)を、本計画の理念・方針に照らして景観設計を行い施工した。

施工の特徴は南国特有のスコールから退避し、あるいは強い日差しを避ける休息の場としてのスコールシェルターを設置し、その屋根には沖縄らしさをイメージさせる琉球赤瓦を使用した。 また、上部舗装は、自然の質感に配慮しレンガ舗装、トラバーチン舗装を組み合わせ、堤幹部にはボードウォークを配置し、上段部壁面は石垣風とし、自然石を使用した。

安全上の特徴は全区間にわたって、石材の質感を持つ支柱に照明を組み込んだ安全柵を設置し、利用者の安全に配慮した。また、高齢者及び身障者の利用にも配慮してバリアフリーの理念を取り入れ、高低差や段差は全てスロープで処理した。

隣接するマリーナゾーンと一体となった親水機能を持たせたことにより、観光客や地域住民が気軽に、かつ安全に利用できる空間が創造された。

受賞賛助会員 佐伯建設工業(株)沖縄支店、若築建設(株)沖縄営業所