エコロードへの取り組み:やんばるロードネット_北部国道事務所
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  クイナフェンス(ヤンバルクイナや小動物を交通事故から守る取り組み)

 

【ヤンバルクイナとは】

 1981年に新種として発見されたヤンバルクイナは、「沖縄県北部のみに生息する飛べない鳥」としてたちまち世間の注目を集めました。
いまや知らない人はいないという程、有名になったヤンバルクイナですが、彼らは飛べない鳥であるにもかかわらず、夜は木の上で寝るといわれています・・・いったいどうやって?発見から25年経った今でも、ヤンバルクイナの生態は謎に満ちています。

 春から夏にかけてが、ヤンバルクイナの繁殖期です。初夏になり、黒い綿毛のような雛たちが卵から孵ると、親鳥たちのエサ探しに奮闘する日々がはじまります。退化した翼の変わりに発達したたくましい足で茂みの中を縦横無尽に動き回り、太いくちばしで器用に土の中の小動物をほじくり出しては雛に与えます。

 残念なことに、親鳥がエサ探しに奔走するこの時期、交通事故によって毎年多くのヤンバルクイナが命を落としてしまいます。

 また、ヤンバルクイナの命を脅かすものは車だけではなく、人間が持ち込んだ野ネコやマングースなどの外来種による被害も深刻です。

ヤンバルクイナの数は発見当時頃の約2000羽から現在の約700羽へと三分の一にまで減少し、絶滅の危機に瀕しています。人間の行動が知らないうちにヤンバルクイナを追い詰めている事実に、私たちは一刻も早く気づき、彼らを守る手段を考えなければなりません。 ヤンバルクイナ非常事態宣言ポスター

ヤンバルクイナ

 

 

ヤンバルクイナ非常事態宣言発令
 
 国の天然記念物で有名なヤンバルクイナは、絶滅の危機にあるにも関わらず、近年では交通事故が多発しています。
平成19年は特に、過去最悪である平成18年の13件を大きく上回り、23件も発生しており、平成19年8月17日には、「やんばる地域ロードキル発生防止に関する連絡協議会」にて非常事態宣言が発令されました。

車道を横断するヤンバルクイナ

【車道を横断するクイナ】

 

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交通事故にあったヤンバルクイナ

【交通事故にあったクイナ】

 
ヤンバルクイナ交通事故発生件数
ヤンバルクイナ事故件数

 

クイナトンネルおよびクイナフェンスの設置(実証実験)

 


 ヤンバルクイナは運動能力が高く、行動特性や生態には不明な点も多いことから、 完全な輪禍対策の手法は確立できていない状況です。

 ヤンバルクイナを代表種とした小動物の輪禍対策の実施手法については、保護に関わる有識者や関係機関等との協議・協働により知識と技術を深め、検討を進めてきました。その結果、対策手法の確立を目指し、H19年からヤンバルクイナなどの小動物を道路に進入させないための初の試みとなる防護柵『クイナフェンス』を道路脇に設置する実証実験を行うことになりました。

 しかし、クイナフェンスの設置はヤンバルクイナ等の生息域分断にもつながることから、その対策としてH22年から道路下に横断道路『クイナトンネル』を設置し、ヤンバルクイナによる利用を確認しました。


クイナフェンス

【クイナフェンス】

クイナトンネル

【クイナトンネル】

クイナトンネルの利用状況

【クイナトンネルの利用状況】

 

【実験の内容】
1.
クイナフェンスと横断道路の設置
 北部地域で、ヤンバルクイナがよく現れる道路に道路進入防止柵(クイナフェンス)を設置します。 なお、道路下には横断路を設置し、ヤンバルクイナの自由な活動を妨げないようにします。
2.
モニタリング調査の実施
 クイナフェンスの効果や問題点を把握するために、モニタリング調査を行います。初の試みとなるため、ヤンバルクイナや他の小動物に対して、マイナスの影響や交通安全の妨げなど、予期しない問題点が発生することも考えられます。 そこで、直接観察やパトロールなど複数の方法でモニタリング調査を行い、問題点の発生時に速やかに対応できるようにします。
3.
運転者への注意喚起と啓蒙活動

 必要に応じて、段差舗装(ゼブラゾーン)、警戒標識(動物が飛び出すおそれあり)、路面標識(減速路面表示)を設置し、運転者への注意喚起を行います。

 また、パンフレットの配布、現地見学会の実施、協働活動、環境教育の実施、マスコミへの広報など、ヤンバルクイナ保全に 関するPR活動を行います。

 

 

 

※クイナフェンスについて詳しくはこちらから

 

 

 

 

皆さまへのお願い
 

 怪我をした生き物などを見つけた際には、こちらにご連絡ください。

 

  ◆やんばる野生生物保護センター 
     0980−50−1025

 

  ◆クイナダイヤル(24時間)
      090−6857−8917

 

 

 やんばるは自然や生き物の宝庫です。車を走らせる際には、十分、注意してください。また、下のような「注意標識」が設置されている箇所は、生き物の横断が多い場所ですので、特に車の速度を落として走行していただくよう、お願いいたします。

ヤンバルクイナ注意標識
ヤマガメ注意標識

 

 

 

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