ITSあれこれ
ITS 紹介見だし  
 
 
ITSあれこれ
 

ITSとは、Inteligent Transport Systems の頭文字をとったもので、最先端の情報通信技術を用いて人と道路と 車両とを情報でネットワークすることにより、交通事故、渋滞等といった道路交通問題の解決を目的に構築する新しい交通システムです。
ITSは、ナビゲーションシステムの高度化、安全運転の支援等、以下に示す9つの開発分野から構成されており、道路と車両とを情報でネットワークすることにより、交通事故、渋滞等といった道路交通問題の解決を目的に構築する新しいシステムです。

 
1. ナビゲーションシステムの高度化 VICS等によるナビの高度化等
2. 自動料金収受システム 料金所のノンストップ化(ETC)等
3. 安全運転の支援 AHS等による危険警告、自動運転等
4. 交通管理の最適化 経路誘導、公共交通優先信号制御等
5. 道路管理の効率化 工事情報等の提供、特殊車両管理等
6. 公共交通の支援 公共交通の運行状況の提供等
7. 商用車の効率化 効率的な配車計画の支援等
8. 歩行者等の支援 歩行者等に経路、施設案内の提供等
9. 緊急車両の運行支援 緊急時通報、緊急車両の経路誘導等
 
 
ITSあれこれ
ITSの必要性
ITSの効果
 
ITSの必要性
 
私たちは道路の整備と自動車の普及によって、豊かなくらしと産業・経済の反映を享受してきました。しかしその一方で、交通事故、渋滞、環境負荷の増大といった「20世紀の負の遺産」が大きな課題となっています。
 
交通事故による社会損失
交通事故による死者は1万人弱で推移し、事故件数は増加しています。
 
 
 
図 道路交通事故による交通事故発生件数、死傷者数および死者数の推移
(平成15年度版 交通安全白書より)
 
渋滞による社会損失
・渋滞による損失は年間12兆円に及びます。
・一般国道における平均旅行速度・・・時速35km
 (沖縄県における平均旅行速度・・・平日:時速27.8km 休日:21km)
 (平成11年度道路交通センサスより)
・交通渋滞による時間損失(全国)・・・国民1人あたり年間約42時間
 (平成9年度道路交通センサスより試算)
 
CO2による環境負荷の増大
 
わが国のCO2排出量のうち約18%は自動車交通によるものです。
 
図 わが国のCO2排出量の内訳(1999年)(環境省・国土交通省資料より)
 
ITSの効果
 
交通事故の削減
ドライバーに対する情報提供や危険警告、運転補助等を行う走行支援システムは事故の8割に対して有効です。
 
 
渋滞の緩和
 
高速道路におけるノンストップ移動料金収受システムや走行支援システムに等により、約7割の渋滞を解消することが可能であり、2015年には年間約1.2兆円の渋滞解消効果があります。
 
環境調和型の交通システムを実現
高速道路におけるノンストップ移動料金収受システムや走行支援システムに等により、約7割の渋滞を解消することが可能であり、2015年には年間約1.2兆円の渋滞解消効果があります。
 
 
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