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両生類用語解説
移入種(いにゅうしゅ)
在来種以外に、人為的に外部から持ち込まれた種。非意図的に持ち込まれたもの(シロアゴガエル:軍事物資に紛れ込んで持ち込まれたと考えられている)と意図的に持ち込まれたもの(ウシガエル:食用として持ち込まれた)とがある。
吸盤(きゅうばん)
指の先端が円盤状になっていて、それが吸盤のような機能を備えている。樹木や草木の葉上で生活する機会が多いアオガエル類、岩場にへばりつくようにしていることが多いイシカワガエルなどは指の吸盤が発達している。
鼓膜(こまく)
カエル類は外耳が発達しない。空気のわずかな振動は皮膚面にある鼓膜から耳小骨をとおって中耳へ伝わっていく。大きな鼓膜が特徴的なホルストガエルは音がよく聞こえそうにみえるが、実際そうだろうか。また、なぜ鼓膜が大きいのだろうか。わからないことはいっぱいある。
幼生(ようせい)
卵からかえった両生類はエラ呼吸をしながら水中で成長し、陸上生活にかわるときに肺呼吸に変化する。この前半の水中生活をしている時期の個体を幼生と呼んでいる。また、一般的にカエル類の幼生をオタマジャクシと呼ぶこともある。
卵塊(らんかい)
雌親が一カ所に数卵以上をまとめて産みだした卵の集まり。ハナサキガエルの場合は、複数の雌親が一カ所に卵を産み付け、大きな塊になる。アオガエル類(オキナワアオガエル、シロアゴガエル)は白く泡状になったものの中に卵が産み付けられる。
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広告音(こうこくおん)
繁殖時に聞かれるカエル類の鳴き声。以前は繁殖音(はんしょくおん:メイティングコール)とも呼ばれていた。繁殖のための両性の出会いの機会を増やすだけでなく、他の雄に自分の位置を知らせて距離を保つ意味も含まれている。ここで紹介されているカエル類は、広告音だけですべて区別することができる(それぞれ鳴く時期が異なる)。それで、姿が見えなくとも鳴き声を聞いてその種類と所在がわかるというわけだ。さて、何種類聞き分けられるだろうか。 |