平良港湾事務所

平良港の整備計画 避難泊地

避難泊地計画

沖縄県は台風の常襲地域であり、沖縄本島間近を通過するものだけで年平均6個にも及んでいます。また、台風の規模が大きく、進行速度が遅いため台風の来襲があれば、船舶は九州の有明海や奄美諸島での避泊を余儀なくされており、その結果、定期船が長期欠航することがたびたび発生し、県民生活の安定に支障をきたしています。

特に先島地方においては、適当な避難泊地が無いのが現状であり、今後、運航船舶の稼働率を高めると同時に、台風に対する船舶の安全性を確保していく必要性が極めて高く、早急な避難泊地の整備が重要な課題になっています。

平良港は宮古島の北西部に位置し、池間島や伊良部島に囲まれた地形条件に恵まれており、 下崎ふ頭前面に既存の防波堤に加え、将来的には避難泊地区域を囲むように防波堤を整備し、ゆるぎない安全を誇る海のセーフティスペースを創出します。

過去のおもな台風の経路図

自然条件

宮古島は高温多湿な亜熱帯海洋性気候に属し、年平均気温は23.1度、冬でも気温は17~20度はあり、最低気温も10度以下となることは滅多にない。

湿度は年平均約79%で、5~6月の梅雨と8~9月の台風によりまとまった雨が降る。

波浪

本港の波浪は、北北西から北の波が多い。本港の場合、宮古島、伊良部島、下地島などに囲まれているとともに周囲にサンゴ礁の浅海域が広がっているので外海の強大な波が直接来襲することなく港の条件としては良好である。

地質

宮古島を形成するのは第三紀中新世~第四紀下部更新世の島尻層郡とそれを不整合に覆っている琉球石灰岩である。

平良港では海浜堆積物である砂~砂櫟が上位に広く分布し、粘土や砂櫟状及び岩盤状からなる琉球石灰岩を中間層として下位の島尻層郡へと続いている。

台風

台風銀座と呼ばれる沖縄にあって特に接近数の多いのが宮古島である。また、島が平坦であるため台風による強風がすさまじく、昭和41年の第2宮古島台風の最大瞬間風速の記録85.3m/sは日本で最大級の数値である。