貴重な動植物の宝庫である沖縄県北部地域に生息するヤンバルクイナは、近い将来、絶滅が危惧されており、近年、一般国道58号においても輪禍が相次ぎ(2006年のヤンバルクイナの交通事故は地域全体で過去最高の13件)、徹底した輪禍対策が望まれています。しかし、ヤンバルクイナは運動能力が高く、行動特性や生態には不明な点も多いことから、完全な輪禍対策手法は確立できていない状況にあります。
一方、侵入防止柵や道路下横断路の輪禍対策を検討するにあたり、ヤンバルクイナは最も厳しい対策条件を求められる種であり、本種の保全は同様に絶滅が危惧されている小動物や地域生態系全体の保全につながるものと考えられています。
以上の認識のもと、ヤンバルクイナを代表種とした小動物の輪禍対策の実施手法について、保護に関わる有識者や関係機関等との協議・協働により知識と技術を深め、検討を進めてきました。
その結果、対策手法の確立を目指し、ヤンバルクイナなどの小動物を道路に進入させないための初の試みとなる防護柵『クイナフェンス』を道路脇に設置する実証実験を行うことになりました。
この度、下記のとおり、『クイナフェンス』現地説明会を開催しますので、お知らせします。
記
1.日 時 : 平成19年4月27日(金) 13:00〜17:00
2.集合場所 : 国頭村奥やんばるの里
3.内 容 : 現場見学会 13:00〜17:00
※10:00〜10:30に北部国道事務所で事前説明会を開催します。
4.参 加 者 : NPO法人等による専門家、地元、環境省、北部国道事務所 など
平成19年04月23日
沖縄総合事務局 北部国道事務所
問い合わせ 沖縄総合事務局 北部国道事務所
電話 0980−52−4350(代表)
副 所 長 豊田 紀明( (内線204)
調査課長 眞栄里( 和也((内線451) |
全5ページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |