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1.道路緑化モデル事業について
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これまで、社会資本である道路の緑化は道路景観の向上、沿道の生活環境の保全、道路交通の快適性、安全の確保、自然環境の保全等の観点から整備が進められてきました。しかしながら、今般の国民のニーズの多様化・高度化や地球温暖化の防止等に対応するためには、地域の歴史・文化や周辺街並み景観に配慮し、かつ環境負荷の低減を目指した緑化整備が求められています。
このような背景のなか国土交通省においては、地球温暖化防止に向けた施策展開の一つとして、良好な環境を形成し、二酸化炭素の吸収に資する緑豊かな道路空間の創出として「緑のみち」のネットワーク形成を進めることとし、また緑化・自然環境対策等の推進においては、緑化等景観に配慮し、地域の町並みや歴史・文化等と調和したうるおいのある道路空間の創出を図ることとしています。
これらの具体的な取り組みとして、平成13年度より道路緑化モデル事業を全国的に展開することとし、モデル事業により各地域の今後の緑化事業のあり方や取り組みについての方向を示すものです。
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2.一般国道331号糸満道路 道路緑化モデル事業
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地域高規格道路西海岸道路の一部の糸満道路は豊見城道路とともに、那覇市より南側の交通網の骨格を形成する道路として現在事業を進めています。
糸満道路が通過する糸満市潮崎地区(南浜埋立)では、平成14年5月に糸満市庁舎の移転が予定されており、このため南部国道事務所では新糸満市庁舎のアクセスの確保のため、本地区の整備を急いでいるところです。潮崎地区は市庁舎や市民会館などの市の中心施設や、住宅、商業地などによる新たな街が形成されることになり、新しい街づくりにあたっては、糸満市の歴史、文化や市民の生活や既存市街地との調和も必要となります。
このため、本地区の道路整備にあたり、街づくりと一体となった道路空間の形成や公共事業の効率的な執行の観点から、道路緑化モデル事業で取り組むこととしました。(対象延長約600m)
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3.南部国道道路緑化モデル事業検討委員会
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道路緑化モデル事業に取り組むにあたり、学識経験者、有識者、行政からなる南部国道道路緑化モデル事業検討委員会(委員長:仲宗根沖縄芸大教授)を平成13年1月26日に発足し、樹木の成長に伴い豊かな景観を形成する社会資本整備の観点から、植栽計画の他、適切な管理のあり方などを踏まえた道路緑化計画を策定することとしました。
策定にあたっては、気候・環境と樹木の適合性や地域景観などや、バリアフリーを踏まえた歩道空間での緑化のあり方、将来的な緑化管理についても検討を行います。緑化デザイン案の検討の段階では、委員会の検討内容をホームページに掲載し、一般の方からの意見を取り込むことも検討しております。
道路緑化は完成後、年月を経て樹木の成長や管理面で問題が出ることが多いため、緑化後の成長や管理状況について年1回フォローアップを予定してあり、道路緑化計画に反映し、他の緑化の先導的な事例としての役割を担うようにします。
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○道路緑化モデル事業スケジュール
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| 平成13年 1月 |
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第1回検討委員会(基本コンセプト、策定スケジュールの設定) |
| 平成13年 2月(4月※) |
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第2回検討委員会(緑化計画案、デザイン案、素案の策定) |
| 平成13年 6〜7月 |
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第3回検討委員会(緑化計画の決定) |
| 平成13年 下半期 |
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植栽工事 |
| 平成14年 5月 |
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糸満市役所業務開始 |
| 平成15年 以降 |
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検討委員会 (フォローアップ 年1回程度) |
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| ※は記者発表後スケジュール調整を行った。 |
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○南部国道道路緑化モデル事業検討委員会
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氏 名 |
役 職 |
| 委員長 |
仲宗根恒 |
沖縄県立芸術大学美術工芸学部教授 |
| 委員 |
新里孝和 |
琉球大学農学部助教授 |
| 〃 |
山里朝盛 |
糸満市長 |
| 〃 |
大城靜江 |
糸満市教育委員 |
| 〃 |
山入端好盛 |
沖縄県コンベンションセンター副館長 |
| 〃 |
冨岡正弘 |
沖縄総合事務局南部国道事務所長 |
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