道路雑学コーナー[国道のれきし6]
道路雑学コーナー
国道のれきし
アスファルト舗装による国道づくり
今日みられるような自動車が通れる道路の舗装が進められるようになったのは、明治36年(1903年)に、東京に初めて自動車がその姿を現してからです。それまでは、人馬のための坂道などの敷石による舗装や、馬車の交通のための砂利道などの路面づくりが行われていたにすぎませんでした。大正8年(1919年)に道路の基準(旧道路法、旧道路構造令など)が制定されるとともに、東京や大阪などの大都市を中心に幹線道路の計画がつくられ、アスファルト舗装による道づくりが本格的に始まりました。なかでも、大正15年(1926年)に完成した、現在の国道15号の東京都品川区北品川から神奈川県横浜市神奈川区青木町までの間の延長約17キロメートルや、現在の国道2号の兵庫県尼崎市梶ヶ島から同県神戸市灘区岩屋南町までの間の延長約22キロメートルなどは、当時の舗装として最先端をいくものでした。
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