那覇港では現在、16万トン級などの船長335mを超えるクルーズ船や同時に複数の船舶が寄港する際には、那覇クルーズターミナルで対応できないことから、やむを得ず貨物用岸壁で受け入れており、そのため、貨物が行きかう岸壁上のクルーズ旅客移動時の安全性の確保、さらには円滑なCIQ(税関・入国審査・検疫)手続きや大型バス等の二次交通待機場の確保などが課題となっている。その課題に対応するため、新たなクルーズ船専用岸壁等受け入れ施設の整備が求められています。 2018年に那覇港管理組合はMSCクルーズ(MSC社)及びロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL社)とともに、国土交通省が創設した制度(旅客ターミナルビル等に投資を行うクルーズ船社に岸壁の優先的な使用を認める制度:国際クルーズ拠点整備事業 第3回目)に応募し、選定されました。今後、22万トン級のクルーズ船を受け入れる拠点として、港湾施設を国・那覇港管理組合が、旅客ターミナルビルをMSC社・RCL社が整備していきます。
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