治水(洪水調節)
今日の各ダム貯水状況
洪水調節
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9ダムが建設された各河川は、いずれも短く勾配も急なため、台風や梅雨期には雨が鉄砲水となって流出することも多く、土砂崩れや浸水など、大きな被害をこれまで引き起こしてきました。
そのため、ダムに流れ込む水を一時的に貯め、安全な水量だけを下流に流す、洪水調節機能を有した多目的ダムが必要です。
洪水調節計画
現在、管理中の9ダムは比較的流域の規模(集水面積)が小さく、洪水の到達時間が短いため、各ダムの洪水調節方式は、操作の簡単な自然調節方式を基本としています。
これは、人工的に操作するゲートがないもので、集水面積が小さく洪水の到達時間が短い沖縄のダムに最適
です。
洪水の現況(調節フロー)
ダムで洪水が発生した時の対応は、操作規則及び細則に従って必要な措置(図1参照)をとり、安全な水量だけを下流に流しています。
図1
【各ダムにおける洪水量】
福地 | 新川 | 安波 | 普久川 | 辺野喜 | 漢那 | 羽地 | 大保 | 金武 | |
洪水量(m3/s) | 140 | 140 | 140 | 140 | 50 | 45 | 110 | 65 | 130 |
計画高水流量(m3/s) | 1,000 | 230 | 700 | 280 | 220 | 200 | 300 | 405 | 300 |
調節流量(m3/s) | 770 | 30 | 340 | 140 | 170 | 130 | 240 | 250 | 190 |
最大放流量(m3/s) | 230 | 200 | 360 | 140 | 50 | 70 | 60 | 155 | 130 |