羽地ダム資料館 | やんばるのダム-内閣府沖縄総合事務局 北部ダム管理事務所-

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

やんばるのダム

内閣府沖縄総合事務局 北部ダム管理事務所
ダムツーリズム

羽地ダム資料館

羽地ダム資料館(地域防災センター)

  開館時間:9:00~17:00 (年中無休)

  • 羽地ダム資料館内 ガイドマップ
  • 羽地ダム資料館(地域防災センター)

展示のコンセプト

  「沖縄の水文化」を展示全体の統一テーマとし、展示コンセプトは中国の陰陽五行説による万事を生じ万象を変化させる五気を意味する「木火土金水」としました。 また羽地ダム資料館では、沖縄では初の試みとしてダム周辺地域の歴史、文化等の風土資産を発掘し、その価値を高めるために積極的に紹介し、地域の情報発信源になり得るよう、地元関係者の協力を得て整備されたところが特徴です。

展示のコンセプト

水星五行館

  木 ヤンバルの自然 : 羽地大川上流域周辺の自然、貴重な動植物種など
  火 羽地の歴史と文化 : 羽地の三賢人・羽地の碑記や遺跡・羽地大川改修など
  土 昔の羽地、山の暮らし : くらしの道具、羽地大川ムラ生活絵巻など
  金 羽地ダムの技術 : 羽地ダムで開発・採用された新技術を中心にダムについてなど
  水 沖縄の水文化 : 井戸の文化、水にかかわる祭礼・儀礼・伝説など

木のゾーン:ヤンバルの自然

  • 木のゾーン 羽地大川上流域の森の様子入り口

    羽地大川上流域の森の様子

      羽地ダムのある羽地大川は、名護岳(標高345m)と多野岳(標高396m)から北東に向かって、羽地内海へと流れています。この自然豊かな羽地大川の上流域周辺の森を再現したジオラマには、森に生息する様々な生き物が約25種類も隠れています。また天然記念物に指定され、世界中でもヤンバルにしか生息していない貴重な生き物たちを紹介しています。やんばるの豊かな自然を満喫してください。

  • 木のゾーン 羽地大川上流域の森の様子展示

火のゾーン:羽地の歴史と文化

  • 火のゾーン 蔡温と羽地大川改修 展示

    蔡温と羽地大川改修

      1735年、たびたび氾濫をおこしていた羽地大川は、琉球王国三司官の一人、蔡温を責任者に10万人余りの人々の力で 改修工事行われています。そして、この改修工事から175年後の明治43年、再び氾濫を起こすようになった羽地大川は、地域の人々の手で約20年という長い年月をかけ再度、改修されました。 羽地大川は琉球の時代から、豊かな水をもたらしてくれる大切な川として、羽地の人々に大切にされていました。

  • 火のゾーン 碑文が語る水の歴史とあけみおのまちの風土再発見 展示

    碑文が語る水の歴史とあけみおのまちの風土再発見

      羽地ダム周辺には、蔡温が責任者となって10万人余りの人々の力で、行われた羽地大川改修工事の功績を称え建てられた 「改決羽地川碑記」やその後、羽地の人々の手で行われた改修工事の功績を称え(旧羽地村が名護市に合併した記念もあわせ)建てられた 「羽地大川改修顕彰碑」があります。資料館では、石碑の拓本とともに羽地に点在する遺跡や名木等をご紹介しています。

  • 火のゾーン 沖縄・羽地の三賢人 展示

    沖縄・羽地の三賢人

      羽地大川の改修等、数多くの土木工事を行った優れた技術者であるとともに、政治や科学、思想と様々な面で多くの功績を残した琉球の歴史上、最も有名な政治家、蔡温。羽地間切(村)の按治地頭の職を経て、摂政の位にまでのぼりつめ、後の政治家達の手本にもなった法令「羽地仕置」を策定した羽地 朝秀。琉球初の学校「明倫堂」を造り、偉大な政治家であるとともに熱心な教育者として人々から「名護親方」と親しまれ深く尊敬された程 順則。沖縄・羽地に縁のある3人の偉大なる歴史上の人物を紹介しています。

  • 火のゾーン 名護周辺に残る伝説とロマンあふれる羽地の地 展示

    名護周辺に残る伝説とロマンあふれる羽地の地

      羽地の地を開き、現在の川上に親(上)城、そして親川に羽地(親川)城を築いたとされる羽地按司。それがいつ頃なのか?果たしてその人物は誰なのか?「源為朝琉球渡来伝説」や「南走平家伝説」が残る琉球ロマンをご紹介します。

土のゾーン:羽地-山のくらし-

  • 土のゾーン 羽地旧集落の記憶 展示

    羽地旧集落の記憶

      羽地旧集落は、明治12年の廃藩置県にともない首里の士族達が羽地大川上流を開墾し、移り住んだのが始まりで、その後、明治20~30年頃に地元の人々が移り住んだとされています。しかし、戦争を機にほとんどの人が山をおりたため、戦後、羽地旧集落は消滅してしまいました。
    ※戦争を機にほとんどの人が山を下りたため羽地ダムを造る際にに立ち退きや水没した家はありません。

  • 土のゾーン 羽地大川ムラ生活史 展示

    羽地大川ムラ生活史

      資料館では、羽地ダム工事の際に出土した当時の食器類や生活用品、写真・パネル等の展示物、また当時の住民の方々の証言をまとめた文献等から旧羽地集落の様子を知ることができます。「ライブラリーコーナー」が設けられておりますので、ダムや羽地に関する書籍等もごゆっくり閲覧できます。

金のゾーン:羽地ダムの技術とダムのやくわり

  • 金のゾーン 羽地ダムの新技術 展示

    羽地ダムの新技術

      羽地ダムでは、いくつかの新技術が使われています。世界で初めて開発・導入された、二酸化炭素の発生しないクリーンエネルギーを水の力で作り出す「ダムエアーエネルギーシステム(DASシステム)」、また日本初の「空気ロック式取水設備」や「魚送システム(エアーリフト)」など、新技術の仕組みを模型等で詳しく知ることが出来ます。

  • 金のゾーン ダムづくりの心 展示

    ダムづくりの心

      「川を知り、大地とつきあう-謙虚に、素直に、そして逆らわず-」「治水」「利水」「環境」を目的に、「知水」「知地」、「敬水」「敬地」、「馴水」「「馴地」という心構えでダム築造に携わる。これが河川技術の真髄、ダムづくりの心です。

  • 金のゾーン 羽地ダムの新技術 展示

    羽地ダムの新技術

      歴史上・文献的に世界最古のダム(※堤防等との説もあり)といわれているのは、エジプトのコセインダムです。古代都市社会が発展するためには、安定的な食料生産が前提であり、灌漑用の水源としてダム建設が必要でした。人類の発展とともにダムの築造技術は進み、その規模や役割も大きくなっています。  世界最古・日本最古のダムは?世界一・日本一大きなダムは?紀元前2900年からのダムの歴史をご覧下さい。

  • 金のゾーン 北部ダム群-羽地ダム 展示

    北部ダム群-羽地ダム

      羽地ダムは、洪水調節、流水の正常な機能の維持、かんがい用水及び水道用水の供給を目的に、羽地大川(流域面積14.8km2、流路延長12.6km)の河口から約3.1km上流地点に造られたロックフィルダムです。本土復帰後の昭和47年5月から予備調査を開始し、昭和56年度より建設事業に着手。平成17年3月に完成し、同年4月より、みなさんのもとに水を送るはたらきを開始しました。総貯水容量が、1,980万トンと福地ダム、大保ダムに次いで3番目に多いダムです。

水のゾーン:沖縄の水文化

  • 水のゾーン 沖縄開闢にかかわる水文化~受水走水(ウキンジュハインジュ)~ 展示

    沖縄開闢にかかわる水文化~受水走水(ウキンジュハインジュ)~

      沖縄の人々は古来から、水の重要性と神秘性をひたすら追求することで、水に宿る清めの意味を見いだし、雨乞いや伝統行事にそれを受け継いできました。「受水走水」には文字通り、受水と走水の二つの泉があり、琉球の創世神アマミキヨにより稲作発祥の地となった場所といわれています。現在でも水は信仰の対象として沖縄の精神風土と深く結びついています。

  • 水のゾーン 祭司・儀礼にみる水文化 ~若水~ 展示

    祭司・儀礼にみる水文化 ~若水~

      かつて沖縄の家庭で、元旦の朝一番にすることは、若水取りでした。早朝、産井(ウブカー)から汲みだされた若水は、まず火の神や神棚、床の間などに供えられ、残り水で顔や手足を洗うと若返るといわれ、新年の大切な行事とされていました。同じく元旦には、お母さんが若水で濡らした中指で、子どもたちの額を3回撫でる「お水撫で」と呼ばれる習慣がありました。これには「シリミジ」という呼び名もあり、「脱皮する」「孵化する」という意味があります。水には、命を再生させる霊力があると信じられていたのですね。

  • 水のゾーン 沖縄の水文化 展示

    沖縄の水文化

      かつての村落には、村ガーと呼ばれる湧水や井戸があり、人々の生活を支える大切な水源でした。人々は湧水を求めて移動し、水の豊富なところに居住しました。毎日の水汲みは大変な仕事でしたが、みんなが集まるコミュニケーションの場でもありました。現在でも井戸を拝所とし、正月には若水を汲み1年の健康祈願を行う地域もあります。

  • 水のゾーン 企画展示

    企画展示

      羽地ダムには、毎年たくさんの小中学生が訪れ、ダムの役割や水について学んでいます。その皆さんから、送られてきた感想文や学習発表の綴り、また学習風景の写真等を展示しています。

広報ホール

  ダム事業の広報の場、地域学習の場、地域交流の場として、来館者のニーズに応えた多目的に利用可能なホールです。

  • 羽地ダム 広報ホール
  • 羽地ダム 広報ホール
  • 羽地ダム 広報ホール
  • 羽地ダム 広報ホール